19世紀末から20世紀初頭にかけて花ひらいた美術運動“アール・ヌーヴォー”の代表的芸術家である、『アルフォンス・ミュシャ』。

2017年には、東京・六本木の国立新美術館にて『ミュシャ展』が開催され、大好評だったのも記憶に新しいですね。

そんなミュシャとミュシャの関連作家作品がなんと約500点も所蔵されている施設が、関西にあるのをご存知でしょうか?

出典: icoico

それが『堺 アルフォンス・ミュシャ館』です!

 

ここでしか見ることができない《黄道十二宮》の素描

ここの貴重なコレクションは『株式会社ドイ』の創業者である、故・土居君雄氏が収集したもの。土居氏がミュシャの実息ジリ・ミュシャ氏と公私にわたって親交があったことで、初期から晩年に至るまでのミュシャの作品が、層厚く揃うことになりました。土居氏の没後、コレクションは堺市に寄贈され、現在の展示に至ります。

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展示スペースは3F、4F。有名な装飾パネル《四季》シリーズはもちろん、繊細かつ写実的なスケッチなど、珍しい作品もズラリ。特に《黄道十二宮》の素描は、当館にしか所蔵していない貴重な一枚です! ミュシャの線の勢い、曲線の素晴らしさを改めて感じることができるのはもちろん、完成画とは違う部分もあるので、ぜひ会場でじっくりご覧ください。

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没後80年の特別展示は「ミュシャを植物から読み解く」

2019年10月14日までは『アルフォンス・ミュシャ没後80年記念特別展 アール・ヌーヴォーの花園 ミュシャとラリック 花々と植物のかたち』が開催されています。

「今回はミュシャの絵画の中で優美に咲く植物や花々を、さらに一歩踏み込んで読み解いています」と、学芸員の西川さん。

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ミュシャと同時期に活躍した装飾美術工芸家、ルネ・ラレックのジュエリーや工芸作品、そして公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(NFD)との特別コラボレーションは、現実を忘れてしまうような華やかさです。

 

ミュシャのおみやげは袋までかわいい!

3Fに設置されているデジタルコンテンツでは、ミュシャの作品を様々な角度から楽しめます。

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帰りにグッズを買いたくなるのは当然の流れですね!

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一番人気はクリアファイルとポストカード。クリアファイル(1枚300円)を購入したのですが、なんと買い物袋までかわいいんです! 「お客様にも大好評なんです」とのこと。わかります……!

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JR阪和線、堺市駅から約3分。雨の日も傘いらずで行けるのでアクセスも便利です。ぜひ、優雅なミュシャの世界に浸ってください。

【施設情報】
堺 アルフォンス・ミュシャ館 堺市立文化館
●LOCATION
大阪府堺市堺区田出井町1-2-200 ベルマージュ堺弐番館2F~4F
●TEL
072-222-5533
●営業時間
9:30~17:15(入場は16:30まで)
●定休日
月曜日(休日の場合は開館)、休日の翌日(翌日が土・日曜日、休日の場合は開館)、年末年始
※展示替え等のために臨時休館することがあります。
●入館料
一般:(個人)500円(団体)400円
高・大学生:(個人)300円(団体)240円
小・中学生:(個人)100円(団体)80円
※団体は20人以上 100人未満

文・写真/田中稲

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