天王寺駅前の賑やかなショッピングゾーンから、5分ほど歩き“てんしば”を抜けると、大阪市立美術館があります。

正面入り口に回ると、ドーン!  と効果音が出そうな大迫力。まずは建物の美しさに見惚れます。

 

和洋折衷! 有形登録文化財の迫力に感動

大阪市立美術館の創立は昭和11年。2019年で83年目という長い歴史を持つ美術館です。土蔵風で、屋根が瓦なのが大きな特徴です。

出典: 大阪市立美術館

もとは住友財閥当主、十五代住友吉左衞門友純男爵の本邸の土地を、美術館の建設を目的に大阪市に寄贈されたのですが、その豪華さたるや!

一歩入ると、開放感あふれる吹き抜けの中央ホール。クリスタルガラスの大シャンデリアが場内を照らし、4種類の大理石が使われた壁面がぜいたくに輝きます。

出典: 大阪市立美術館

 

特別展のテーマは9月29日まで浮世絵、10月からは仏像!

出典: icoico

9月29日までは特別展『メアリー・エインズワース浮世絵コレクション-初期浮世絵から北斎・広重まで』が開催。歌川広重の代表作であり、ゴッホも模写したという『名所江戸百景 大はしあたけの夕立』(1857)は絶対に見ておくべきでしょう!

出典:歌川広重「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」 安政4年(1857)

10月12日からは特別展『仏像 中国・日本』が始まります。

 

コレクション展こそ、見どころの宝庫!

大阪市立美術館の素晴らしさは“コレクション展”にもあります。

関西で活躍した実業家のコレクションが核になっており、その購入や寄贈によって集まった日本・中国の絵画・彫刻・工芸は、なんと8,500件!

出典: icoico

作品はすべて繊細なので、常に展示できません。そこで、テーマを決めて入れ替わりで公開されるのがコレクション展。「入れ替わり」とはいえ、所蔵点数が多いので、なかなか同じものが並ぶことはありません。テーマによっても見方がガラリと変わります!

出典: icoico

国宝や重要文化財に指定された作品も多く所蔵されているので、マメにチェックする価値があります。

特別展とつながりのある内容がテーマになっており、今回も浮世絵展に合わせたコレクション展「風俗画と美人画」で、重要文化財の葛飾北斎「潮干狩図」が展示!

 

特別展とコレクションのリンクで「さらなる深い世界を」

特別展は、見たいものを見る、見たことのあるものの良さを発見するチャンス。コレクション展は、さらに興味のもう一歩を踏み込むことができる『発掘ゾーン』!

出典: icoico

10月26日からは、10月12日からの仏像展に合わせ、コレクション展「仏教絵画 中国・日本」が始まります。大阪市立美術館の特別展・コレクション展・建築、全てを楽しんでくださいね。

【施設情報】
大阪市立美術館
●LOCATION
大阪市天王寺区茶臼山町1―82
●TEL
06-6771-4874
●開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
●定休日
月曜日(祝日の場合は翌平日)
年末年始(12月28日~1月4日)
展示替え期間
※年によって変更になる場合があります。
●コレクション展(平常展)観覧料
一般:300円 高大生:200円  中学生以下:無料
※特別展・特別陳列などの料金は別途

文・写真/田中稲

※本記事に掲載されている内容は公開時点のものとなります

【関連記事】

大阪の「おでかけ」に関する記事はコチラでチェック!

カップルで行きたい!大阪観光デートスポット4選

キュートな動物に大接近!「ハーベストの丘」ふれあいイベント4選