大阪城公園の南西に位置する『大阪歴史博物館』は、古代から近現代にわたる大阪の歴史をリアルに体感できる博物館。“古代”、“中世・近世”、“近代・現代”と、各フロアでテーマが分かれています。

今回は9階の“中世・近世”のエリアを紹介します。

 

「大阪歴史博物館」の“中世・近世”フロアへ

このエリアは、江戸時代の活気ある大坂が見所。特に、臨場感のある復元模型や映像での再現は必見です!

中世のエリア

出典: icoico

このフロアは近世の割合が広く、中世のエリアの割合は意外と少ないですが、ほかではあまり見られない展示があります。

それは『大坂本願寺御影堂』の復元模型です。『石山本願寺』といえばピンとくる方も多いでしょう。

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『大坂本願寺御影堂』は、浄土真宗の本山寺院のこと。この模型では、1561年に行われた親鸞300回忌法要の様子が復元されています。その後、豊臣秀吉がこの跡地に『大坂城』を築いたと推定されています。

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『大坂本願寺御影堂』も『大坂城』も、上町台地の北端に造営されました。この上町台地にのぼる坂を“おおさか”と呼んだのが、“大阪”の語源なのだそう。このような雑学が知れるのも面白いですね!

また、現在とは異なる当時の地形も興味深く、見ているだけで楽しめます。

 

近世のエリア

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近世のエリアでは、一部の床が青くなり、見上げるように橋が架かっています。船に乗って川から見上げている気分で、江戸時代の大坂を体感できますよ。

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大坂夏の陣の後、徳川氏によって大阪の街は復興され、水運が発達し、商業が盛んに。『天満青物市』の様子など、この時代の臨場感のある雰囲気が音声やパネルで上手に表現され、当時の賑わいを感じることができます。

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なかでも興味深い展示が、『広島藩の大坂蔵屋敷』の写真と絵、そして復元した模型です。

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“船入”と呼ばれる水路のなかに大きな鳥居があり、安芸の宮島で知られている厳島神社の鳥居が大坂にもあったことが分かります。面白いですね。

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商業の中心となった船場は、1854~1860年頃の情景が再現されています。

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大きな屋敷が立ち並び、裕福な商人の生活風景が見られます。

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芝居小屋、茶屋、見世物興行、勧進相撲などが盛んに行われていた道頓堀。賑やかな様子も伝わりますね。

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道頓堀には角の芝居・中の芝居などの劇場が並び、歌舞伎や人形浄瑠璃などが上演され賑わっていました。

出典: icoico

また、実物資料を中心に天下の台所、まちの生活、町人の文化などのテーマごとに紹介されています。

そのなかでも、文楽人形や大坂二十二社廻双六など、江戸時代に流行った都市巡礼の展示は見応えがありますよ。

【施設情報】
大阪歴史博物館
●LOCATION
大阪市中央区大手前4丁目1-32
●TEL
06-6946-5728
●営業時間
9:30~17:00
※特別展会期中の金曜は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
●常設展観覧料
大人 600円
高校生・大学生 400円
中学生以下 無料
●休館日
火曜(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)

文・写真/旅人間

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