『下鴨神社』はあまり“京都観光の定番スポット”には入っていないよう。しかし、見慣れた『伏見稲荷大社』や『清水寺』よりも、下鴨神社の厳かなたたずまいからは、日本の神社の雰囲気をよりよく味わうことができます。

さらに、神社の近くには京都のシンボルともいえる『鴨川』や『鴨川公園』、重要文化財の『旧三井家下鴨別邸』、比類なき原生林が茂る『糺の森』、美麗の神『玉依姫命』が祀られた『河合神社』などがあります。

豊富な憩いの場がある下鴨神社は、京都の人々に愛されているのです。半日かけて京都の神社の雰囲気を味わうには、もってこいの場所ですよ。

 

まずは「旧三井家下鴨別邸」に寄り道

出典: icoico

『下鴨神社』に行く前に、もう1つの風情ある風景『旧三井家下鴨別邸』に立ち寄れます。旧三井家下鴨別邸は、2011年に重要文化財に指定されました。

下鴨神社の南に位置し、最寄りの京阪出町柳駅から徒歩5分で門が見えてきます。

出典: icoico

静かで厳かな庭園が広がります。

入園の際は靴を脱ぎますが、庭に入ったらまた靴を履いてくださいね。

出典: icoico

本殿は3階建てで、1階と2階が普通の居間。3階からは東山と鴨川を一望できます。当時は贅沢な楽しみだったに違いありません……!

廊下や室内はとても精巧な作りです。

明治期の建築に興味をお持ちの方は、きっとこの和の風情あふれる“大正ロマン”を気に入ることでしょう!

参観後は、庭の御茶所で少し休憩。

 

京都最古の神社の1つ「下鴨神社」

出典: icoico

元気を蓄えて『下鴨神社』へ向かいます。

出典: icoico

下鴨神社は平安時代以前に創建された京都最古の神社の1つで、歴史は西暦8世紀にさかのぼります。神社の建物は平安時代に建てられたものを模しており、使用されている木材はすべて近くの森から採取されているのだとか。

下鴨神社は『上賀茂神社』と同じ都の守護神社で、日本の古代豪族『賀茂家』の式神を祀っています。さらに、神社の中には十二支を代表する守り神もいるので、自分の守り神を見つけて、じっくり参拝することができますよ。

下鴨神社本殿の近くでは、140年の時を超えて復活した『申餅』も味わえます。

赤い橋の下を流れる御手洗川を眺めながら、申餅を味わいましょう。

出典: icoico

家族や恋人との旅行の憩いの場としても最適ですよ。

 

京都に現存する唯一の原生林「糺の森」

出典: icoico

本殿を参拝したら、下鴨神社の建立に欠かせない木材の源『糺の森』へ行きます。糺の森は、はるか太古の昔から京都に現存する唯一の原生林。極めて貴重であり、世界遺産の1つとなっています。小さな砂利道の両側には、天を突く古木が立ち並びます。

遠くには着物姿の綺麗な少女が見え、なんだか穏やかな気持ちになりますね。

 

女性の「美」を司る神様「河合神社」

出典: icoico

『糺の森』を通り抜けると『河合神社』の看板が見えてきます。

歴史ある『下鴨神社』に次いで、小さな河合神社の人気は一向に衰えを知らず、参拝者が絶えず往来しています。

河合神社は“美”の神様で、女性がいつまでも綺麗でいられるように守護してくださっているのです。そのため、女性の参拝客がたくさん訪れています。

出典: icoico

みかん味の『美人水』もいただけますよ。とてもユニークですね。

出典: icoico

こちらは絵馬も特別仕様。手鏡のような形をしていて、『鏡絵馬』と呼ばれています。

出典: icoico

よく見ると、鏡絵馬ごとに違いがあることが分かります。その昔は普段使っている化粧品で絵馬に綺麗な顔を描いて、いつまでも美しくいられるように神様に祈っていたそうです。

でも、もし化粧品を持っていなくても心配いりませんよ! 神社が用意した色鉛筆を借りることもできるんです。

みなさんのアイディアには驚かされますね。

【施設情報】
旧三井家下鴨別邸
●LOCATION
京都市左京区下鴨宮河町58番地2
●TEL
075-366-4321
●開館時間
9:00~17:00(受付終了 16:00)
●休館日
水曜、12/29~12/31

下鴨神社
●LOCATION
京都市左京区下鴨泉川町59
●TEL
075-781-0010

河合神社
●LOCATION
京都市左京区下鴨泉川町59
●TEL
075-781-0010

※本記事に掲載されている内容は公開時点のものとなります

【関連記事】

大阪の「おでかけ」に関する記事はコチラでチェック!

住吉大社観光後に小腹がすいたら…「粉浜商店街」のオススメ食べ歩きグルメ

魔除け・厄除けはここに!京都の神秘的パワースポット「晴明神社」