大阪城公園の南西に位置する『大阪歴史博物館』。(1)古代、(2)中世・近世、(3)近代・現代とフロアごとにテーマが分かれていて、古代から近現代にわたる大阪の歴史をリアルに体感できる博物館です。

臨場感のある復元模型や映像での再現、実物の資料の数々など、魅力が満載! 今回は、古代フロアから順に、それぞれの見どころをご紹介します。

 

1370年前を再現!? 「古代」フロア

出典: icoico

『大阪歴史博物館』に入場したら、エレベータで一気に10階まで上がりましょう。

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到着した先には、直径70センチもある朱塗りの円柱が立ち並ぶ『大極殿』が! ここは原寸大に復元した空間なのだそう。驚きですね!

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時は744年、奈良時代に『難波宮』へ遷都した日が再現されています。

官人たちが整列し、当時にタイムスリップしたような臨場感がありますね。写真の手前は、天皇の近くに仕える侍従。その奥には少納言、右後方にみえるのは威儀命婦(いぎのみょうぶ)という宮廷儀式の威容を整える上級女官が。

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また、ここには、『難波宮』の前期と後期、2種類の復元模型があります。こちらは7世紀、飛鳥時代に建てられた前期難波宮の復元模型です。

難波宮は日本初の本格的な宮殿。前期の特徴は、八角形の建物や、中央北に天皇の住まいである内裏、その南に国の政治や儀式を行う朝堂院がみられるところです。

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さらにこの10階フロアは展望所にもなっています。目の前には『難波宮跡』が見え、なかなかの絶景です。

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特に目に付く遺構が『大極殿基壇』。現在は、タイルや石で地面に建物の位置を表しています。

今から1370年ほど昔、ここが日本の首都で、政治的な中心地だったのです。そう考えると、歴史的ロマンを感じますね。

古代エリアについて、詳しくはこちら! 1370年前にタイムスリップ!? 大阪の歴史を体感できる「大阪歴史博物館」

 

江戸時代の大阪を体感!「中世・近世」フロア

このエリアは、江戸時代の活気ある大坂が見所。特に、臨場感のある復元模型や映像での再現は必見です!

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このフロアは近世の割合が広く、中世のエリアの割合は意外と少ないですが、ほかではあまり見られない展示があります。

それは『大坂本願寺御影堂』の復元模型です。『石山本願寺』といえばピンとくる方も多いでしょう。

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『大坂本願寺御影堂』は、浄土真宗の本山寺院のこと。この模型では、1561年に行われた親鸞300回忌法要の様子が復元されています。その後、豊臣秀吉がこの跡地に『大坂城』を築いたと推定されています。

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『大坂本願寺御影堂』も『大坂城』も、上町台地の北端に造営されました。この上町台地にのぼる坂を“おおさか”と呼んだのが、“大阪”の語源なのだそう。このような雑学が知れるのも面白いですね!

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近世のエリアでは、一部の床が青くなり、見上げるように橋が架かっています。船に乗って川から見上げている気分で、江戸時代の大坂を体感できますよ。

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なかでも興味深い展示が、『広島藩の大坂蔵屋敷』の写真と絵、そして復元した模型です。

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“船入”と呼ばれる水路のなかに大きな鳥居があり、安芸の宮島で知られている厳島神社の鳥居が大坂にもあったことが分かります。面白いですね。

中世・近世について詳しくはこちら! 大阪にも水上の鳥居があった!? 「大阪歴史博物館」で中世・近世の大阪を新発見

 

写真スポットがたくさん!「近代・現代」フロア

7階の“近代・現代”のフロアでは、大正末期~昭和初期の心斎橋筋、道頓堀などの街角の様子が、リアルに再現されています。

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長く続いた江戸時代が終わり、時代は明治から大正・昭和へと移ります。

街の雰囲気は一変し、薄暗い風景の向こうに見えるネオン、そして地下鉄の音や街をゆく人の姿。昔どこかで見たことがあるような光景に、ふと懐かしさを感じます。

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この時代に、近代都市の基礎が次々と整備されていきました。

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このフロアには、とにかく写真スポットがたくさんあります。たとえばこちらの八百屋と魚屋の再現。とてもリアルです!

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環境のよい郊外での生活が、都市住居者の憧れとなった時代。こちらは大正11年に分譲が開始された『千里山住宅地』の様子が再現されています。

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この頃の心斎橋筋は東京の銀座に並ぶ日本を代表する名店街で、当時はここをブラブラ歩くことを“心ブラ”といったそう。ショーウィンドーのある店が多く、特に『ヨネツ子供服飾店』は話題を呼んだそうです。

おじいちゃん、おばあちゃんが元気なら、ぜひ一度連れてきてあげてください。きっと「懐かしい」と、笑顔で想い出を話してくれることでしょう。

近代・現代フロアについて詳しくはこちら! 写真映えスポットが満載!「大阪歴史博物館」の近代・現代フロアへ

【施設情報】
大阪歴史博物館
●LOCATION
大阪市中央区大手前4丁目1-32
●TEL
06-6946-5728
●営業時間
9:30~17:00
※特別展会期中の金曜は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
●常設展観覧料
大人600円、高校生・大学生400円
大人540円、高校生・大学生360円(※団体割引料金)
中学生以下は無料
●定休日
火曜(祝日の場合は翌日)
年末年始(12月28日~1月4日)

文・写真/旅人間 編/icoico編集部

※本記事は過去に掲載した記事を再編集してまとめたものになります

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