下町の雰囲気が色濃い、文の里商店街に新鮮な化学反応を起こしている、「みつばち古書部」(阿倍野区)。本好きはもちろん、リアル書店員、図書館職員、料理人、歌人など、50組を超える人たちが本箱を間借りして一つの店を形づくっている、ユニークな古書店をご紹介します。

 

下町商店街に生まれたミニマムなシェア古本屋

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ひと箱ごとに「ヒロタ文庫」「A型長女の会」といった屋号がつき、日々の店番は交替制。店番の日にはイベントを企画したり雑貨などを販売するのもOKなので、店番が楽しみで参加しているという人も。まさにミツバチの巣箱のように、人も本もぶんぶんと出入りするにぎやかな場が実現しています。シェア型“本屋さんごっこ”とも言えるこの仕組みを考えたのは、近隣の古書店・居留守文庫の岸昆さん。「いつか自分の店を持ちたいという人もいれば、ただ本を売るだけで店には顔を出さない人もいる。本当にクラブ活動みたい」と言います。

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みんなが旬だと思う本を持ち寄れる本箱は、「週刊イチゴ狩り古書部」と命名したそう。

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この日店番に入っていた「たびすずめ」さんの本箱。中国もの、旅ものが中心。将来は実店舗を持つ予定だそう。

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こちらの大きな机の上も店番スタッフが自由に使っていい場所です。

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店頭の均一本は居留守文庫が担当しています。

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小さな本箱が寄り集まった姿はまるでミツバチの巣のようです。店番に入れば自由に本箱を模様替えできるため、よく売れる、見えやすい位置に本箱を移動できます。ゲームみたいですね。用意された100箱のうち、現在70箱ほどは継続的に借り手がいるそう。本屋さんをやってみたいという人、枠はあと少しですよ。

 

【店舗情報】
みつばち古書部

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●LOCATION
大阪市阿倍野区昭和町1-6-3
●営業時間
10:00~19:00(時間変更あり、詳細はHPで確認)
●定休日
不定休

(『SAVVY』2018年12月号P15掲載) 編/icoico編集部)

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