いろんな街で見かける、ちょっと変わった本屋さん「ホホホ座」。今回は店舗同士の不思議な関係に触れながら、大阪にある2店舗をメインにご紹介します。
本を中心に広がるお土産店、ホホホ座とは?
「ホホホ座」は今から4年前、「ガケ書房」という新刊書店と「コトバヨネット」という雑貨店が改名し、浄土寺にある同じビルの1階と2階にそれぞれのお店を開いたことから始まりました。本、お菓子、コーヒーと、さまざまな商品を「ホホホ座」内で循環させていきたいからこそ、“本”以外のつながりを 重視しており、ホホホ座は、新しい本屋のカタチを実現しています。また、それぞれの店同士は、支店でもフランチャイズでもなく、店名を共有している関係だそう。
今や京都・大阪を中心に広がりつつある「ホホホ座」の輪。ここから先に、新たな展開も考えているといいます。
(本)ぽんぽんぽん ホホホ座交野店 PONPONPON BOOKS

©SAVVY
店主の村上さんは、某有名書店で働いていた頃に「書店として生き残るには、とことん偏るしかない!」とサブカルチャーを極め、2015年独立。地元・交野市に、ニッチでセンチなおさがり本屋「(本)ぽんぽんぽん」をオープンしました。

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「ホホホ座」の前身である「ガケ書房」で本棚を借りていたことから、2016年に「ホホホ座」メンバーに。以降も’80~’90年代のファッション誌やグラビア、水木しげるの貴重な漫画などのラインナップ は変わらず、独自路線で異彩を放ちます。サブカル談義に花を咲かせるのが、交野店の醍醐味!?

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奇抜な外観にひるまずに足を踏み入れれば、好奇心を刺激する古本や絵本、アーティストグッズがびっしり。近所のご婦人も気軽にのぞきに来る、地元密着度の高さもおもしろいですね。
【店舗情報】
(本)ぽんぽんぽん ホホホ座 交野店 PONPONPON BOOKS
●LOCATON
交野市私部3-11-9
●TEL
080-9609-1793
●営業時間
13:00~20:00
●定休日
日・月
ホホホ座西田辺

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大阪を中心にライブ企画を行っていた“夏のあくび ”。その図書部としてイベント出店を続けていたある日、軒を連ねた「ホホホ座浄土寺店」の山下さんと雑談の流れで「ホホホ座」化。昨秋、自宅のガレージをリフォームし 、実店舗が完成!

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充実の絵本コーナー。本棚のそばには小さなイスが置かれていて、ちびっこも読書できる空間になっています。

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かわいい看板のイラストは、漫画家の大橋裕之によるもの。
古本を中心に、新刊や雑貨も少し扱っています。立地は下町の住宅街の一角。常連さんには家族連れも多いからと、絵本、料理や暮らしの本をそろえつつ、文芸や漫画もカバーする地域密着感のあるラインナップ。町の古本屋らしく、店先には100円の均一棚も設置されています。
【店舗情報】
ホホホ座西田辺
●LOCATON
大阪市阿倍野区播磨町2-6-16
●TEL
080-1081-3447
●営業時間
月・火・金・土 13:00~17:30(※SNSで要確認)
●定休日
不定
(『 SAVVY』2018年12月号P26-27掲載)編/icoico編集部
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