1970年に開幕した『大阪万博』は、2020年で50周年を迎えます。『万博記念公園』の『EXPO’70パビリオン』では、特別展『知る、見る、遊ぶ 太陽の塔』を開催中。

万博ファンにはたまらない企画展です。今回はその特別展を、万博ファンのひとりでもあるお笑い芸人の麒麟・田村さんが訪問! そのときの様子をレポートします。

出典: icoico

 

特別展「知る、見る、遊ぶ 太陽の塔」とは?

あの日本中が熱中し、世界に強烈な印象を与えた1970年に開催された『日本万国博覧会(大阪万博)』から50年。芸術家の岡本太郎さんがデザインした『太陽の塔』は、今も強烈な存在感を放ち続けています。

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公園内にある『EXPO’70パビリオン』では、この『万博記念公園』のシンボル“太陽の塔”をピックアップし、2020年4月12日(日)まで、“知る”“見る”“遊ぶ”をテーマにした特別展を開催しています。

 

「EXPO’70パビリオン」へ

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大阪万博といえば『太陽の塔』が有名ですが、『EXPO’70 パビリオン』も当時のものが現存しています。ここは当時『鉄鋼館』で、施設の中心には音楽堂のスペースシアターがあり、楽器彫刻による演奏などが行われていました。現在でも、ガラス越しに当時の様子をリアルに体感できます。

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そんなEXPO’70 パビリオンに入るとすぐ、恐竜トラコドンの姿が。これは特別展の展示のひとつ。太陽の塔内部に再生された生物模型の元となったものです。初っ端から万博ファンはググッと引き込まれてしまいますね。

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手の部分など、時の流れを感じますね。

 

麒麟・田村さんがみる「大阪万博」とは?

この特別展『知る、見る、遊ぶ 太陽の塔』にやって来た麒麟・田村さんは万博ファンのひとり。田村さんは万博記念公園のある吹田市出身で、太陽の塔グッズもいくつか持っているそう。「引越しの際、嫁さんにラッピングの後に“変な顔のやつ”と書かれて……」なんてエピソードも話してくださいました。

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企画展の見学を始めると、田村さんはずっと見入っていて微動だにしません。「それほど詳しくないけど、とにかく見ているのが好き」。ひとつの絵(芸術作品など)を、30分でも1時間でも見ていられるのだそう。

田村さんは、とにかく物心が付いた頃から無意識に、『太陽の塔』には芸術面で大きな影響を受けていたとのこと。大人になるまで岡本太郎という芸術家の作品とか意識したことはなく知らなかったけれど、お腹にも顔があって、背中にも顔があって、この独特のデザインが脳にこびりついていたそう。東京・青山の岡本太郎展に行ったときに「これだ!」と、衝撃が走ったそうです。

芸術に触れる機会など一切なかった生い立ちでも、太陽の塔は日常的に見ていたので、「今思えば、アート作品に興味を持つ今の自分の原点かも」と。もしかすると、今の職業そのものにも強く影響を与えているのかもしれませんね。

 

万博クイズに挑戦!え…きよし師匠が?

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この特別展には万博クイズのコーナーも。

『ケンタッキーフライドチキン』は、万博記念公園の『アメリカン・パーク』の敷地内に日本初出店したそう。現在「ららぽーと(EXPOCITY店)』にメモリアル店舗を出店しているんだとか。それを知ると、万博記念公園の帰りにケンタッキーフライドチキンを食べたくなりますね。

そして、サービス問題として……。

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「年齢的に絶対分かるやん」

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田村さんは、西川きよしさんが大阪万博で司会や漫才をしていたことに、何度も「すごいなぁ」と呟いていました。

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「2025年はゴミ拾いでもいいから大阪万博に関わりたい! とにかく何でもいいから絶対に関わりたい」と、西川きよしさんと同じポーズで熱く決意を示しました。

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さらに、クイズのゴール地点にはこんなインスタ映えスポットもありますよ。

 

「太陽の塔」の内部に関する展示も!

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『太陽の塔』の内部は、2018年3月に一般公開となりました。入館はオフィシャルサイトにて、事前予約制となっています。内部には、第4の顔とされる“地底の太陽”の姿があり、“生命の樹”と共に独特の世界観が見られます。

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この企画展では、2018年の内部再生事業完了後、使用されることのなくなった生物模型など展示しています。見ているだけで吸い込まれそう……。芸術ってスゴイ。

 

田村さんに企画展の感想を聞いてみました!

特別展を見終わったところで、田村さんに感想を聞いてみました!

「この色褪せなさ、過去のことを見ているのに、脳が刺激され、何故か未来のことを考えさせられ、思考がスタートする感じ、ホンマにスゴイですわ。時間足りませんわ」。

とにかく見ているだけ楽しく、時間がドンドン過ぎていくそう。実際に2時間ほど見ていましたが、まだまだ見足りなそうでした。本当に好きなんですね。

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ほかにも質問をしてみました。

―――2025年に大阪で2度目の万博。田村さんから見て大阪のよさは?

「大阪は商売人の街なので、“ここにのっかろう!”って人がいっぱいおると思う。ただのっかるだけでなく、のっかるからにはホンマに“おもろいもん”作ったろっていう大阪人のサービス精神。これは見応えあるし、大阪のよさですよ。次の万博にのっかって、大阪人が本気になって作り上げていくモノがいっぱいあると思う。なかには“こんなすごいもんできましたよ”ってのが、必ずあると思う。それを多くの人に楽しんでもらいたいと思います」

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―――万博にまつわる面白いエピソードなどはありますか?

「高校生の頃、万博公園まで歩いて行けるほど近くに住んでいて、何回か友達と万博公園のフリーマーケットに行ったんです。すると、そのときの値切れ具合が友達と全然違い、友達は500円ほど値切れたんだけど、僕の場合は4,000円ほど安くなって、ほとんど値段無いやんって感じ。友達からは、“田村スゲー”って言われたけど、ホームレス臭がプンプンしてたんでしょうね。その頃は生活もマシになっていたけど、消せないホームレス臭があったんでしょう。これも大阪人の人情のおかげで、フリマのおかげで服がいろいろと買えて、“田村は金ないから服買えない”とかイジリをされずに済んだのはありがたかった。恥ずかしいけど、思い出します」

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―――最後に、一番印象に残ったのは?

「とにかく岡本太郎さんのデザインや思考に惹かれました。好奇心が持っていかれた。なぜ、このデザインになったのか? 同じ人類として、辿り着けない人の境地に辿り着いた人の脳みその中を見られた気分になったのが楽しい」

田村さん、ありがとうございました。

【施設情報】
万博記念公園 EXPO’70パビリオン 特別展「知る、見る、遊ぶ 太陽の塔」
●LOCATION
大阪府吹田市千里万博公園
●TEL
06-6877-4737
●開催期間
2019年12月26日(木)~2020年4月12日(日)※2020年3月2日(月)~12日(木)は休止
●料金
高校生以上500円、中学生以下無料
※別途、自然文化園入園料(大人250円、小中学生70円)が必要
●開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)
●休館日
毎週水曜(水曜が祝日の場合は翌日)

文・写真/旅人間

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