『大阪くらしの今昔館』は大阪メトロ、谷町線、堺筋線の天神橋筋六丁目駅の近くにあり交通のアクセスがよく、近年では、展示物が外国人観光客に人気のスポットとなっています。本館を訪れた観光客が発信するSNSでの画像を見て「ここに行きたい」という旅行者の方が後を絶たないのだそうです。

出典: icoico

2001年のオープン以来、年間10万~20万人の入場者だったのが2017年は58万人もの人が訪れる人気スポットに。その入場者数の多くが外国人観光客なのだそうです。その人気の秘密をご紹介します。

 

着物体験で200年前にタイムスリップ

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こちらで特に人気があるのは、9階の「なにわ町家の歳時記」のフロアです。

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ビルの1フロアが1830年代の大阪のまちを再現しています。この町並みを歩くだけでも楽しいですが、30分500円で着物を着てこのまちを歩くのが大人気とのこと。

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着物体験は、1日300人限定のサービスですが、どの時間帯も大人気。予約状況はモニターで確認することができます。

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着物は、今着ている服の上に羽織るスタイル。足袋を履き、着物を着ると係の人が帯を巻いてくれます。

 

当時の大阪人の遊び心までを再現

大阪のまちはとても忠実に再現されています。時期は夏の天神祭りの頃、大通りには高張り提灯が並び、各町家には家紋を染め抜いた幔幕(まんまく)が掛けられます。各お店の軒先には、取り扱う商品を使って、人目を驚かす造り物を飾っています。大阪人の遊び心が感じられます。

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こちらは、仏具屋さんは木魚でつくった「布袋さん」。

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嫁入り道具でつくられた獅子舞。

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本館のすごさは、この「つくりもの」をはじめ、まち全体が当時の資料をもとにできるだけ忠実に再現している点です。瓦もできるだけ当時のものを使い、家も釘を使わず、当時と同じ工法で組み立てています。

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裏路地の木の色が変色している部分がありますが、ここは建物の中なので雨は降りません。忠実に表現しているのです。

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この箪笥も自由に触れることができますが、価値を知っている方が見たらびっくりされるのだそうです。

今回訪れた、9階の「なにわ町家の歳時記」ですが、忠実に当時を再現した本気度が非常に高く、外国人観光客にフォトジェニックな場所として人気があると感じました。

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またできるだけ当時の姿を再現するために看板などはできるだけ置かないのですが、靴を脱いで建物に入らない文化圏の方も多くお越しになるので、靴を脱いでくださいという看板はあちこちにありました。

ぜひ大阪の昔の町並みを体感してみてください。

【施設情報】
大阪くらしの今昔館
●LOCATION
大阪府大阪市北区天神橋6丁目4-20 大阪市立住まい情報センタービル8〜10階
●入場料
一般:600円
●開館時間
10:00~17:00(入場は16:30まで)
●定休日
火曜日

文・写真/平井裕三

※本記事に掲載している情報は公開時点のものになります。