梅田スカイビル27階にある、「絹谷幸二 天空美術館」。
ここでは、絹谷幸二が得意とする「アフレスコ」とよばれる壁画の古典技法で描かれた絵画や立体アートなど色彩豊かな作品を楽しむことができます。

出典: icoico
絹谷幸二 天空美術館の施設概要

出典: 絹谷幸二 天空美術館
天空美術館に入って、最初に入るのが「シンボルゾーン」。
ここでは、「祝・飛龍不二法門」という絵画が飾られています。
この絵に文字で書かれている「不二法門」とは、「相反する2つの概念は一つのものの部分である」という仏教語で、「例えば生と死、戦争と平和、男と女などを別々のものと捉えず、広い視野でものごとを見る姿勢が大切」という絹谷幸二の信念を象徴する言葉なのです。
この絵画の後には、絹谷幸二の絵画が、大型ラウンドスクリーンの「3D映像」として楽しめるシアターがあります。
絵の中に飛び込む体験は想像以上に大迫力で、絹谷幸二の世界観をたっぷりと感じることができますよ。
・展示ゾーン「青」

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展示ゾーン「青」では、絹谷幸二が留学していたイタリアなど西洋をモチーフとした壁画などの作品を展示しています。
壁画には、東京・青山の「子どもの城」の壁画を、「ストラッポ技法」と呼ばれる、描かれた絵を壁からはがし布に移し替える特殊な技法を用いて、この美術館に移動し展示されています。

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梅田スカイビルに龍が戯れ守っているような、この立体アートも必見です!
あまりの迫力に息をのんでしまうこと間違いなしですよ。
・展示ゾーン「赤」

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展示ゾーン「赤」では、主に日本や東洋をモチーフとした絵が展示されています。

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「大阪城満開日之出」は、天空美術館の開館記念作品で、3D映像にも登場します。
天空美術館が、大阪城とともに大阪のシンボルとして世界中の人々に愛されるようにと、一筆一筆に願いが込められています。
・絹谷幸二 アトリエ

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絹谷幸二の制作風景を覗くことのできるアトリエです。ここは写真撮影が許可されているエリアにあります。
・ワークショップスペース

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美術館の最後には、ワークショップスペースがあります。
たくさんの画用紙があるので、美術館で得たインスピレーションを基に、自由に絵を描くことのできる、お子様にも大人気のスペースです。
壁画を体験できるワークショップも行われているので、詳しくは公式サイトでご確認ください。
【店舗情報】
絹谷幸二 天空美術館
●LOCATION
大阪市北区大淀中1-1-30 梅田スカイビル タワーウエスト27階
●TEL
06-6440-3760(開館時間内)
●開館時間
10〜18時
10〜20時(金・土・祝前日)
※入館は閉館の30分前まで
●休館日
火曜日、年末年始、展示替え期間
※火曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館
●入館料
一般1,000円
大学生~中学生600円
小学生以下無料
取材・文・写真/いちまろ夫婦
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