スパイスカレー・シーンのネクストフェーズは、「ダシ」。和の智恵で、さらに高まり広がるカレーの無限のポテンシャル。昆布、エビ、鯛などなど奔放かつ大胆なダシの偉大さがひと皿に溢れます。

今回は和ダシカレーの最前線を紹介します。

 

エビ、真鯛、利尻昆布…さまざまなダシがスパイスと融合!

(1)「きたかぜとたいよう」のダブル・海老カレー 1,150円(税込)

ⒸMeets Regional

正式名は、「ニューカレドニア産・天使の海老と、オマール海老出汁のダブル・海老カレー」。天使のエビは超高鮮度ゆえの甘みが強烈に弾けます。オマールエビの殻は、2時間煮込んだ後に頭肉を殻ごと潰してダシをとる古典フレンチ〝ビスク〞のレシピを応用。さらに、店主大野さんはインド南北を計6回も訪れ、現地のタッチを吸収した方。魚介カレーの聖地、南インド流にココナツミルクで仕上げた濃密な滋味とエビの余韻は、倍の価格でも絶対にお値打ちです!

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北インド風ベジタブルコルマ950円は、イリコダシと生クリーム&カシューナッツ。マトンコルマ950円(全て税込)はカルダモン、クローブ、シナモンがマトンのダシをサポート。

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【店舗情報】
きたかぜとたいよう
●LOCATION
大阪市中央区鎗屋町1-3-7 昭和ビル1F
●TEL
06-6809-3240
●営業時間
11:00~15:00 土・日曜休(近日土曜日営業予定、SNS要確認)

(2)「NOMSON CURRY」の三角関係 1,200円

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10時間水出しの高級利尻昆布を全カレーのベースにするのは、「味の軸がしっかりとすることと、植物系アミノ酸で〝唾液が出る〞!」と店主・ノムソンさん。さらに驚くべきは、スパイスを毎朝5時から店で焙煎・手挽きすることによるスパイスの鮮度。異次元のフレッシュ感で、全身の細胞が活性化するような目覚ましい味わいは、今や大阪の至宝と呼びたい逸品です。

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定番はチキンカレーのみで、他3種ほど日替わりあり。この日は濃密な甘エビのダシの「海老・ド・ノムソン」と、鰹出汁あさりキーマが「三角関係」に。単品800円~。

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【店舗情報】
NOMSON CURRYノムソンカリー
●LOCATION
大阪市浪速区日本橋東1-11-2
●TEL
06-4393-8605
●営業時間
11:30~15:30(L.O)※売り切れ次第終了 月曜休

(3)「ベジン」のおめで鯛カレー 1,200円

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1kgを超える大物の真鯛を含め、3匹もの鯛を小さな鍋にギュッと押し込んでダシをとるとは破格の贅! それをサッと10分ほど煮出した鯛ダシは、濃密かつ清らか。仕上げに鶏と豚を少し加えるけれど、ひと口ごとに押し寄せるのは正真正銘の上等至極な鯛ダシの滋味。しかもダシをとった後の鯛の身は、キーマにもせず捨てる贅沢!まさに〝奇跡のひと皿〞そのものです。

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2016年夏、東大阪から移転。雑居ビルの極小立ち呑みというハコと、カレーの高級度のギャップもトワイライト・ゾーン的。サワー450円。

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【店舗情報】
スパイス立ち呑みカレー ベジン
●LOCATION
大阪市中央区難波千日前1-22 日宝河原町会館2F
●TEL
090-4371-4357
●営業時間
17:00~23:00 日曜・月曜・祝休
※ 営業時間、定休日はTwitterで要確認

 

(『Meets Regional』2018年9月号P26-27掲載) 編/icoico編集部

※本記事に掲載している情報は公開時点のものになります。

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