1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)。その時に政府出展施設として、日本の造園技術の粋を集めて造られた名園が万博記念公園の日本庭園です。

東西1,300メートル、南北200メートルの細長い地形に西から東に水の流れを造り、上代地区、中世地区、近世地区、現代地区へと4つの造園様式を取り入れられています。

出典: icoico

まずは正門から左側に進み、上代地区から歩いてみましょう。

 

日本庭園 上代地区

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最初に注目したいのは『深山の泉』です。泉から湧きだした水は“時の流れ”を象徴し、ここが万博日本庭園の源泉を表現しています。

迎賓館を寝殿造りの建物と見立て、その庭は海をイメージし、石敷きは海岸の洲浜、立つ石は島々です。

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『木漏れ日の滝』は、4つの滝から流れ出る水流には力強さや躍動感があり、秋には真っ赤に染まった紅葉が楽しめます。

 

日本庭園 中世地区

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竹林が続く中世地区。この“竹林の小径”は千里丘陵の竹林風景を再現したもの。

静けさの中で“ししおどし”の音がどこからともなく聞こえてきます。

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室町時代には、水を使わずに自然風景を象徴化する“枯山水”の庭が発達しました。

植物の緑、空の青など、その時々に違った色彩を見せる景色が素敵です。

簡素で変化に乏しい庭に美しさを見出す“わび”、閑寂さのなかに奥深い美しさを感じる“さび”が日本人の心に通じます。

 

日本庭園 近世地区

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上代地区、中世地区から、近世地区の“築山”を目指して歩くと右手に“心字池”が見え、中央休憩所、その向こうに太陽の塔が姿を現します。

この和と芸術が共演した風景は独特で素晴らしい。

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この中央休憩所に戻ると、正面に芝山(築山)が見え、心という文字の形をした“心字池”、日本庭園の成熟期の景観“池泉回遊式庭園”が満喫できます。

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広大な日本庭園は、ここで一休み。

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日本庭園を見ながら食べるソフトクリームがおすすめです。(380円)

日本庭園 現代地区

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日本庭園の東側に位置する現代地区には、自然石を使わず直線に切り取られた切石が並んだ『旋律の鯉池』があります。

池を泳ぐ鯉は、躍動感があり、動的な風情が印象に残ります。

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初夏に26品種の花ハスと7品種のスイレンが咲く“はす池”も見事。

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隣接する“花しょうぶ田”では、約90品種、約12,000株のハナショウブが咲き誇ります。見頃は6月上旬から中旬。

日本庭園では、ツツジの名所つつじヶ丘、洲浜を見越して観るボタン桜、平地で自生するのは珍しいとされるサワラ林など、たくさんの見どころがあります。

【施設情報】
万博記念公園 日本庭園
●LOCATION
大阪府吹田市千里万博公園
●TEL
0120-1970-89、06-6877-7387(万博記念公園 コールセンター)
●料金
大人250円/小学生70円(自然文化園共通)
●開園時間
9時30分から17時(入園は閉園の30分前まで)
●休館日
毎週水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日の木曜日)

文・写真/旅人間

※本記事に掲載されている内容は公開時点のものになります。

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